プラタナスの葉も黄葉を始め、つたの葉が真っ赤に色づいています。
そんな中、先日ムスティエ・サント・マリーへ行ってきました。
ムスティエ村は、「王侯貴族に愛された伝統陶芸の村」として有名な小さな村。
エクスアンプロヴァンスから約1時間半。
今回はラヴェンダー畑で有名なヴァランソール方面から入る。
ヴァランソールで広大なラヴェンダー畑を見ながら、夏、一面に紫になる、あの写真のような風景とラヴェンダーの香りを想像し、小さな村々をくねくねと過ぎる。
車酔いの激しい私としては、ま、まだかなぁ~・・・と思った頃、
ぱぁっと開けて見えたのがムスティエ村。
大迫力のきりったった岩山のふもとに小さなムスティエの村が現れ、
思わず、おぉぉ~!
もう、ここからは車酔いのことも忘れ、村の姿に見入る。
あ!
村の背後に迫る、高い高い岩山のてっぺんに、ネックレスのようにぶら下がる、小さな、小さな 星 発見!
これは、13世紀に十字軍遠征に参加したこの村出身の兵士が、とらわれの身になったとき、生きて帰ることができなたなら、故郷の村に星を掲げようと祈り続け、
無事の生還に感謝してささげたとういう「誓いの星」。
あんなところにどうやってぶら下げたのかな~昔の人はすごいな~ と関心してる間に到着。
早速散策です^^。
自然に包まれた村を歩いていくと・・
さすが陶芸の村。小さな陶芸店が軒を連ねます。
全部見ることができませんでしたが、各店それぞれ特徴があってとっても素敵。
その中でもイチオシがこちら。
「Bondile à Moustiers」
入口は狭いですが、店内は広く、豊富な品揃え
イザベルさん
なんたって、販売員イザベルさんのムスティエ焼ガイドはすごい!(ガイドをしているわけではありません)。
一つ一つ異なる柄の説明はもちろん、背景や歴史に至るまで、詳しく、わかりやすく、丁寧にそして楽しく語ってくれます。
見ているだけでも楽しいのに聞いていると世界に入る。
イザベルさんのムスティエ焼に対する愛情がたっぷりと感じられる。
現在も昔ながらの手法を守り続け、すべて手作業で作られています。もちろん絵付けも手作業。
ひとつひとつが 「世界でひとつ」の作品です。
事前予約すれば工房も見学可能。
まやさんの愛した妖精柄
マリーアントワネットと空旅のまゆさんが愛した花柄
私の愛したブルーの小花柄
村中心のツーリストインフォメーションでかわいいマップもらえます。
岩山の中腹にある ノートルダム・ボーヴォワール礼拝堂へも登れます。
ノートルダム・ボーヴォワール礼拝堂
礼拝堂への道は、細く、もちろん舗装などしておらず、しかも方や崖なので、高所恐怖症にはちょっと怖い・・・。
でも登ったあとの景色は最高!
ぐるっと回って30分程度です。
歩いて、おなかがすいたら、こちら。
「Restaurant Les SANTONS」
村内で1番花にあふれ、カラフルなお店。
夏ならテラスで清流のせせらぎを聞きながら食事が楽しめます。
交通が不便な山奥のムスティエ村ですが、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
2013年夏、期間限定 ラヴェンダー&ムスティエ村ツアー 催行予定です、お楽しみに!
◇ムスティエ・サント・マリーへは、弊社プライベートチャーターが便利です。
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